大島薫のYouTubeチャンネルにてこちらの体験談を紹介中!
前回は、マッチングアプリ『マリッシュ(marrish)』に登録してみましたが、いよいよ、メッセージにやり取りが始まります。
お互いが「いいね!」を押してマッチングが成立すると、メッセージのやり取りができるようになります。
つまり、自分から相手に「いいね!」を押せば、相手の反応を待つことになりますが、相手ら「いいね!」が来ている人については、自分が「いいね!」を返せば、その時点でマッチング成立です。
ちなみに私の願望は…
- とりあえず30代、せめて42ぐらいまで
- できれば洋楽の趣味がある人
- チャラくなさそうな人
といったところでしょうか。あとは、高望みはしないけれど、ある程度の年収とルックスであればいいかな、という感じです。
自分からいい人を探しに行こうとも思いましたが、数あるプロフィールを逐一チェックしていくのは途方もない作業になりそうな気がしたので、とりあえずは自分に「いいね!」してくれた人をチェックしていくことに。
前回も少し触れましたが、やはり、オジサンが多い…。開始数日でそんなに多くの「いいね!」が付いたわけではありませんが、ざっと見た感じ40代かそれ以上の人が目立つ。
まあ、自分だって30代だし。20代の男の子から見たら私だってオバサンだよね、なんて思いつつ…。
ちょっとだけ気になる人が現れたのです。
「Rさん 33歳 神奈川県」
まず、写真がよかった。自撮りだと顔だけドーンって写っていたり、飲み会や旅先の写真だとなんとなくごちゃっとした写真だったりするのですが、彼の写真は、白い壁を背に、ジャケットを羽織り両手をポケットに入れた立ち姿で、とてもスマートに見えたのでした。
住んでいる場所も近いし、歳の差もちょうどいい。
恋愛経験があまりなさそうですが、その分、誠実そうな印象。
かく言う私も恋愛経験が少ないので他人のこと言えないですし。
唯一、音楽の趣味はなさそうですが、甘い物が好きということで、そこは合いそうだな、と。男性で甘い物好きっていう人、そんなに多くないんですよね。
それと、「足あと」という機能があるのですが、彼は、頻繁に「足あと」がついていました。
この機能は、相手が自分のプロフィールを開いたときに、誰がいつ見てくれたのか、ログが残るというものです。オフにしておくこともできますが、オンにしてたびたび相手のことをチェックすれば「あなたのこと気になってますよ」というアピールにもなります。
彼の「足あと」が多かったので、この人はよほど私に興味があるのかな?それともそうやって私を引っかけるだけの罠なのか!?ストーカー気質だったらどうしよう?なんていろいろ考えてしまいましたが、良くも悪くも、私はしだいに彼のことが気になっていきました。
そして、登録からわずか2~3日後、そのRさんに「いいね!」を返すことに。
「いいね!」を返した瞬間、「おめでとうございます!マッチング成立です!」といった表示が出ます。すでに恋人ができたような、嬉しい気分になってちょっとだけテンションが上がりました。
少しして、彼の方からメッセージがありました。
最初は軽いあいさつ程度で、好印象。
その後、なんとなく仕事の話や趣味の話に。
2人とも甘い物が好きで、スイーツの話では特に盛り上がりました。
しかしながら、会ったこともない人とメッセージだけのやり取りって、地味にめんどくさい。
住んでいる場所とか仕事のこととか、どこまで突っ込んで聞いていいか分からないし、中途半端に会話が続くので、夜はいつ会話を終わらせていいか分からない。
私はなんとなく、23時ぐらいには未読スルーにして、続きは翌日に返信していました。さらに、最初は彼から質問が来て、答えて質問で返す、みたいな会話をしていましたが、だんだん飽きてきて、質問が来て答えて終わり、また彼から質問が来て答えて終わり、一問一答、みたいな会話になっていったのです。
それでも、「実は女性との会話は苦手」という彼の方から「会ってみたい」アピールはちょくちょくありました。
最初の「会ってみたい」アピール。
“そのうち”行きましょう!と濁してみる。自分を安売りしない作戦です。
2度目の「会ってみたい」アピール。
「もっと色々お話したい」は会いたいということなのか…?
ハッキリしないので「はい」と適当に流す作戦。
だんだん話題も尽きていてこの人どうかな…と迷いが出始めた頃。
ついに、ストレートに「お会いしてみませんか?」と来ました。
ちょっとだけ待ってました。なのでそこは私も快くOK。
ただ、メッセージをやり取りした感じ、「女性との会話は苦手」とする彼とは実際会っても会話が弾まない可能性もあったので、平日の夜にサクッと会うことを提案。
彼もOKしてくれ、日程の調整も済ませ、どんなお店を選んでくれるのかな~とちょっとだけ胸を弾ませていたところ…。
想定外のハプニングが起こりました。
自分から誘っておいてお店選ぶのはこっち!?
し・か・も、
「食べたい物や苦手な物があれば教えてください」は、美容室でいうところの「かゆいとろろはございませんか」レベルの質問だったのに、店のジャンル指定と苦手な食べ物をガッツリ返される…。
この時点で私の心は「冷めた」を通り越して「萎え」ました
気分はすっかり、忘年会の幹事を任された新入社員です。(実はそんな経験ないですが。)
横浜駅周辺はよく買い物に行くけど、私だってそんなにいい店知らんがな!
「慣れない場所だけど、頑張ってお店選びますね」っていう姿勢が欲しかったわ!
と、内心ぶつくさ文句を言っておりました。
ここで終わりにしようかとも思ったんです。
でも、ここで終わりにするのももったいないな、という思いもありました。
すでに1週間ぐらいやり取りをして、引き際が分からなくなっていたこと、そして、彼の方は年上にもかかわらず、私に対して常に敬語で丁寧な返しだったこと。
やっぱり会ってみなきゃ分からないよな、と思い、この日から数日後、私たちは会うことになるのです。